絵本でエンディングノートを考える

昨日のセミナーで教えてもらった絵本のうち、まずは『このあと どうしちゃおう』作・ヨシタケシンスケを紹介します。

 

導入はこんな感じ・・・

 

男の子がしんじゃったおじいちゃんのへやの掃除をしていて、ベッドの下から、「このあと どうしちゃおう」と書かれたノートを見つけます。

 

中にはおじいちゃんの絵と文字で、おじいちゃんが将来死んだらどうなりたいかどうしてほしいか」がいっぱい書かれていました。

まさにこれがおじいちゃんのエンディングノートで、

「このあとのよてい」として、死んで生まれ変わるところまでが描かれていたり、「てんごくにいくときのかっこう」とか、「うまれかわったらなりたいもの」とか、「こんなおはかをつくってほしい」とか、発想豊かな楽しい絵でいろいろ描かれています。

 

自分が行く「てんごく」は楽園に、いじわるなアイツが行く「じごく」は最悪の場所になっているのがケッサクです。

 

あとはぜひ手に取って読んでみていただきたい。

 

男の子は、「いきているあいだは どうしちゃおう」ノートがあってもいいかな なんて思ったところで終わるのですが、エンディングノートってそんな感じで、自分と向き合うばかりでなく、楽しいことも考えながら書けばいいのです。

 

そのことをお伝えするのに、これはうってつけの教材ですね。

これから、エンディングノートとか終活をお勧めするときは、この絵本を間に挟むことに決めました。

 

ちなみに、この絵本を含めた作者のヨシタケシンスケさんの発想絵本シリーズって売れているみたいですね。

 

独特の切り口はもちろん、4コマ漫画のようなタッチの絵に温かみと可笑しみがあって、すっかりファンになりました。

業務に関係なく、集めたい気分です(笑)